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7つの休息法 - 本当の休息とは?

  • Writer: Junko Fukuhara
    Junko Fukuhara
  • Sep 29
  • 4 min read

「寝ても疲れが取れない…」その理由は“休み方”かもしれません。

「ちゃんと寝たのに、なぜか疲れがとれない」そんなふうに感じたことはありませんか?

もしかすると、それは“休み方”が合っていないのかもしれません。

アメリカの医師、サンドラ・ダルトン=スミス博士によると、「私たちは日々、さまざまな面で消耗している為、心と体を回復させるには“7種類の休息”が必要」だそうです。


つまり、疲れの原因はひとつではなく、消耗している部分に応じた“質の良い休息”を取ることが本当の休息だという考え方です。


今回は、その「7種類の休息」についてわかりやすく紹介します。


① 身体的な休息(Physical Rest)

一番イメージしやすい休息法が体を休ませるこの方法ですね。睡眠、マッサージ、ぬるめのお風呂など、体の回復に集中する時間です。一日中パソコンの前に座っている方や運転を長時間される方などには、アクティブレスト(ストレッチやヨガなどの軽い運動)も、回復につながります。


② 精神的な休息(Mental Rest)

常に考えごとや情報過多で脳が疲れている時に現れるサインは、「集中力の低下」や「イライラ」または「寝る前に考えすぎて眠れない」といった形で現れます。そんな時は、意識的に脳をクールダウンさせることが効果的です。デジタル・デトックスの時間を設けたり意図的に何もしない時間を作りましょう。脳をリラックスさせ、情報の整理と再構築ができるだけの時間を作ってあげましょう。またやるべき事や不安なことなどを書き出すブレイン・ダンプと呼ばれる手法があります。これは脳のメモリを解放する効果があります。書き出した後は、「今すぐやる必要はない」と確認するだけでも心が軽くなります


③ 感情的な休息(Emotional Rest)

周囲に気を遣ったり、自分の感情を押し殺していると、心の内側は知らず知らずのうちに疲弊していきます。だからこそ、自分の感情を安心して解放できる時間が必要です。家族や友達に話を聞いてもらったり、カウンセリングを受けることで自分の内側にある感情を見つけたり受け入れたりすることにより、生きづらさを軽減することに繋がります。


カウンセリングは、専門のカウンセラーや心理士と話すことで、感情の整理や新たな気づきを得る助けになります。批判せず共感的に寄り添ってくれるプロの存在は、あなたが自分らしく生きるための心強いサポートになります。また、守秘義務があるため、安心して心の内を話すことができます。


④ 社会的な休息(Social Rest)

人と会うのが億劫に感じる、でも断るのも気が重い…。それは「人との距離感」に疲れているサインかもしれません。気を遣わなくてもよい人と過ごす、または一人の時間をつくるなど、バランスが大事です。


⑤ 感覚的な休息(Sensory Rest)

スマホ、パソコン、騒音…現代人は常に感覚を使い続けています。デバイスから離れ、画面を見ない時間をつくったり、静かな場所で目を閉じるなど、刺激を減らすだけでも心が落ち着きます。


⑥ 創造的な休息(Creative Rest)

アイデアが出ない、何をしても楽しくない…。そんな時は創造性が乏しくなっているサインかも。美しい景色や映画を見たり、ショッピングや美術などに触れるインプット系とお料理やガーデニングなどをするアウトプット系があります。固定観念から心を解放し、新しい発想を取り入れて心に煌めきを取り戻しましょう。


⑦ 霊的な休息(Spiritual Rest)

自分の存在価値を見失ったり、心が空っぽだと感じたりすることはありませんか?

スピリチュアル・レストは、特定の宗教的な行為やいわゆる’スピリチュアル’に限ったことではありません。古来から日本人が大切にしてきた「山の神様」「川の神様」のような、自然や場所に対する敬意や感謝の気持ちを持つことも、その一つです。大自然に触れたり、庭の手入れをしたり、地域の活動に参加したり。こうした時間を持つことで、自分がより大きな存在(地域社会や自然)とつながっている感覚を得られます。それが、頭で考えるのではなく、感覚として自分の存在を再確認することにつながり、心の回復をゆっくりと促していくでしょう。


あなたに必要な「休み方」はどれ?

疲れを感じたとき、「もっと寝なきゃ」と思うのは自然なこと。でも、本当に必要なのは、“どこが疲れているのか”に気づき、それに合った休息を取ることがポイントかもしれません。このような休息を一人で取るのが難しい、あるいはどの休息が必要なのか分からないと感じたら、専門家の助けを借りるのも一つの選択肢です。安心して話せる場所で、私が力になりますので、是非お気軽にご相談ください。



お電話: (03) 9969 2190

オンライン予約:https://bit.ly/bookshawpsychology


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